アパレル興亡 黒木亮さんの新刊 岩波書店

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黒木亮さんの新刊「アパレル興亡 黒木亮さんの新刊 岩波書店」について書きます。

会社に送られてきた岩波書店の新刊案内を見ていたら、この本が出版されると知りました。「岩波書店」ってビジネス小説を出してたんですね。出版社の紹介を読んでみると、

経済小説の旗手が、大手婦人服メーカーを舞台に、焼け野原からのアパレル産業の復興、「ガチャマン」景気、百貨店の隆盛と高度経済成長、バブルの熱気、カテゴリーキラー台頭による平成の主役交代、会社とは何かを社会に問うた村上ファンドとの攻防、社長の死と競合他社による経営乗っ取りまでを描く。
85年間にわたるアパレル業界の変遷というプリズムを通して展開する、戦後日本経済の栄枯盛衰の物語。 岩波書店のホームページより転載

と書いてありました。

私は書店の倅として生まれましたが、大学卒業後に新卒として百貨店に就職していた事がありまして、この世界の話にはとても興味があります(この辺りの頃については過去ブログのこんな記事こんな記事にも書いています)。

この本の舞台は婦人服メーカーのようです。

百貨店では法人外商部と言う企業担当のセクションに配属された為、「アパレルメーカー」というと紳士服メーカーがまず頭に浮かんでしまいます(婦人服メーカーにはあまり縁がありませんでした)。オンワード樫山とかレナウンですね。どちらも当時の文系大学生の羨望の的の企業でした。
オンワード樫山は未だに健在だけどレナウンはご存知の通り今や中国企業の傘下として存続いています。

そんな理由もあって未だにそれらのアパレル企業やその周辺に知り合いがちょこちょこ残っています。彼らの話によると規模の大小にかかわらず旧来のアパレル産業は今はあんまり元気がないとの事。ビジネスシーンのカジュアル化とファストファッションの台頭でもう昔程には売れていないとか。また販売ルートとしても昔ながらの百貨店はあまり元気がなくなっており、郊外のモールが販売の主流となっていて、旧来の百貨店に卸すというルートに固執しモールで直営店を経営するという方向に進みそびれた企業はどこも皆相当い苦戦しているそうです。

アパレルブランドの売上ランキングの上位に来る企業を見ても、私の学生時代(20年以上前)には考えられない事ですが、自社製品を自社店舗で販売する垂直統合型の企業が上位を占めています(ファストファッションは当然この中に含まれます)。

ちなみにそれらの売上上位の垂直産業型のファストファッション企業は今優秀なIT技術者をどんどん引き抜いてさらに次世代の業態への転換に向けて着々と準備しているという噂も聞きました。

ビジネスとはどんどん変わっていゆく物です。本当に難しいものですね。

そんな事を考えていたところにこの本の情報を知ったので、ご紹介する事にしました。

購入して面白かったら、アパレル業界や百貨店に残って頑張ってる知人達にも紹介してみようかな。

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